3日前のBT8、判定日でした。
不妊治療はこれでお終い。
最後の移植の、運命の判定日でした。
今回は採血での判定でしたが・・・
hcg=10.26 mIU/ml
陽性でした。
陽性。
でも、10.26。
なんて低い、低すぎる数値でした。
妊娠週数で言えばBT8は、3w6dと4週目前なのに。
50でもなく40でもなく30でもなく20でもなく、10なんて。
BT8で検索すると、多い人は普通に3ケタあるし、80台や50台の数値で「低すぎて心配」という記載も多くて、10がいかに絶望的な数値かすぐ解った。
「・・・これは・・・低いですよね。」
と用紙を見ながらやっと口にしたけど、濁されました。
「あのねえ、明日が4週だから本当は明日来て欲しかったんだよね。1日早いから低いとか判断できない。何とも言えないですよ今日じゃ。」
いやいや先生、こないだBT8でいいって言いましたやん。
「次、BT9が判定ね。あ、でも一日前のBT8でもいいよ。」
これまでの判定がBT11~BT13だったから予想外の早さに驚いて
「えっ・・・もう判るんですか?」
「BT8でも9でも、どっちでも判るよ。」
「・・・じゃBT8にします。」
ほんで私、BT8に予約したんですやん。ほんならBT9指定で言えばよかったやん。
とかね、なぜか関西弁で脳内ツッコミしてしまった。
だけどBT8で10だもの、BT9で倍になっても20しかない。低いのは変わらないから、スルーしました。
KLCさんのBT7の生産率
胚盤胞移植でのhcgを検索すると、よく見かけたのがKLCさんのデータでした。
胚盤胞移植7日目(BT7)の生産率
βhcg(mIU/ml)/生産率
1~10 = 4.3%
10~20 = 20.8%
20~30 = 38.5%
30~40 = 56.3%
40~50 = 65.9%
50~60 = 79.8%
60~70 = 81.3%
70~ = 82.9%
ゼロに近い、ゼロ。
BT8で10.26だったら、BT7なら1桁でしょ。
41歳という年齢を考えれば可能性は限りなくゼロに近い、ゼロ。
判定時期のhcgが1桁でもその後ぐんぐん伸びて無事出産されたというケースはあるようですし、4.3%という数字に示されているのでしょうが、それはきっと若い方なのだと思います。
41歳の私がその微かな奇跡に期待を寄せるのは、違うだろう。
こうなる結果も受け入れる覚悟で、夫婦で不妊治療の終わりを決めました。頑張って着床してくれたのは、私達に心を整える猶予をくれたのかなと思います。
薬は継続。次はBT18。
一応陽性という判定なので、プロゲストンデポー注射を打って貰い、薬も継続。次回の診察はBT18です。
ここでも先生はカレンダーを見ながら、
「次はBT18ね。あ、土曜のBT16でもいいけど。」
とか言うの。騙されんぞ、BT18ね。
「早く来ても何もできないし、あとは卵の力次第だから。できるだけ良いイメージでゆったり過ごして下さい。」
とあくまで前向きな姿勢でした。
有難いような哀しいような。
最後の最後に着床してくれたことに感謝しつつ、少しずつ心の整理をつけていきたいと思います。